2010年まで外国人観光客の立ち入りを一切制限していた、トゥルトゥク村。場所はどこかというと。。。

カラコルム山脈に位置し、北緯34.8度は殆ど神戸と同じ緯度。インドで唯一、バルティスタンの文化圏です。バルティスタンとは、民族的にはチベット系に近いけど、宗教はイスラム教を信仰し、殆どがシーア派。
トゥルトゥクは人口3,000人程の村。長年外国人の立ち入りを禁止していたのは、パキスタンの実効支配地域(国境、と呼ぶとインドに怒られます。。。なんせ、ここからずっと北の地はインドの地図だと一応インド領なので)は村のすぐ先だからです。ここは1971年の印パ戦争の際に、パキスタン領であったのをインド軍が奪い返した、というのがインドの主張。
最寄りの空港からまるまる1日のドライブ
トゥルトゥク村にたどり着くまで、最寄りのレー空港から10時間程かかります。グーグルマップは「6時間11分」となっているけど、とんでもない!

インドの山岳地帯の大事なルールは。。。ここで秘密をばらしちゃいましょう、大体、時速20kmが平均速度と考えてよいです。
インドの山岳地帯でグーグルマップの所要時間を参考にするのはNG!
なんて言っちゃって、勝手に地図を利用させてもらって文句垂れちゃいけませんよね(汗)。
時速20kmの計算だと、レーからトゥルトクまで206kmあるので、最低10時間はかかります。ただし、途中の休憩や、標高約5,300mの峠(カルドン・ラ)越えは容易ではなく、一年の殆どが雪に覆われているのでスムーズに超えられる時期は大変限られる。途中、未舗装の道路もあるので、更に時間はかかる。
とにかく、秘境感はあります。

4月は杏子の花の季節
こんな草木の無い、荒野に開花する杏子の花はまるで天国の様です。トゥルトク村は杏子の産地でもある。

宿泊施設は、現時点ではゲストハウスのみで基本的にシンプルで清潔です。上記の写真もこの「マハ・ゲストハウス」の部屋から撮影したもの。村の生活を体験できるエコツアーもお勧めです。

バスルームはバケツにお湯を溜めて桶ですくって体を洗う式ですが、清潔です。

石造りの情緒あるトゥルトゥク村
村の見どころはそれほど多い訳ではありませんが、何といっても素朴な住民との触れ合いと雰囲気を楽しむ事です。古いモスクや家屋もありますが。仏教世界のラダックから訪れるとイスラム文化の違いが新鮮です。








トゥルトゥク村は訪問価値があります。晴れている日には、世界で二番目に高い山、H2。。。じゃなくて、K2を眺められることも。
もう少ししっかりした宿に宿泊を希望の際には、車で4時間程離れたフンダールに3つ☆クラスのホテルがあるので、そこから日帰り訪問も可能です。
詳しくは、H2トラベルズまでお問い合わせ下さい☆
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