一つの周遊ルートであるキノールとスピティはお互いかなり対照的な地域です。
チットクル村まず、高度順応のために旅のスタートはヒマラヤ山脈の南側に位置しるキノールから。ヒンドゥー教徒が多く暮らし、木造建築の寺院がよく見かける地域です。南からやってくるモンスーンの雲が山脈にぶつかり雨をもたらせるため緑が豊かで、様々な色とりどりの植物や花が咲き、特にサングラ谷は「Shangri La」、即ち桃源郷と称されています。カルパでは、目の前に迫力ある聖なるキンナー・カイラス山が聳え立ちます。
中国国境に近づくと、徐々に緑が少なくなり、乾ききった土地に変化をするとそこはチベット文化圏に入ります。スピティの入口です。
キッバー村そしてハイライトのスピティは「古き良きチベット」がそのまま残っている土地。チベット文化圏では最も古い1,000年以上前の仏教僧院が現役でとても良い保存状態で残されています。そして壮大な地形と合わせると、そのダイナミックな風景は思い出深いものになるでしょう。
未だ民間空港が無いためアクセスが不便な分、素朴な文化が色濃く残ります。
ベストシーズン:全区間道路が開通する6月中旬~10月下旬のみ。7月はキノールがモンスーンの影響により雨が多いですが、8月中旬以降は晴れの確立も高くなります。