東西に広いアルナーチャル・プラデーシュ州。密林や未開の地域が多く、「インドのアマゾン」とも呼ばれています。
メチュカの朝同州東部は様々な言語が全く異なる民族性や宗教がモザイクの様に入り組みあっています。チベット仏教を信仰するメンバ族、神道に似た自然崇拝をするドニポロを信仰するアディ族やガロ族、タイの北部から百年以上前に移住し昔ながらのタイ語を話し、上座部仏教を信仰するカムティ族を始め、何十もの部族が暮らします。
シアン川にかかる「恐怖の吊り橋」東部はチベットから流れるヤルツァンポ川が下流となって大河シアンをつくりあげ、命の源となります。このシアン川が更にブラーマプトラ川となり、アッサムやバングラデシュへ流れます。
旅のハイライトは、中国との国境に近い最奥のメチュカ村。ここはチベット文化圏となり、西部のタワンと並びインドで最も旅客機が発着する空港から離れた場所の一つです。
まだ観光客が多くない地域だからこそ、昔から変わらずに生活をしている素朴な人々に出会う事ができます。
ベストシーズン:10月~4月。モンスーンの影響により、5月~9月は雨の日が多くなります。