チベットとネパールの影響を強く受けるシッキムとダージリン。また、豊富な雨の恵みよって様々な野菜や果物が収穫できます。このシリーズではシッキム料理を中心に紹介していきます。
完全オーガニックのシッキム
シッキムは、2016年にインドで初めての「完全オーガニック」の州に認定され、現地で生産される農産物は一切の農薬を使用しないとされています(そうする事によって、州から補助を受けられる)。そして、州外から入ってくる有機では無い野菜の販売は禁止。そのためか、シッキムで食べる野菜や果物はとても美味しく感じる。
シッキム料理とは
西シッキムを始め、現在シッキムでは村にホームステイして地元の生活を売りにする、エコ・ツーリズムが盛んです。宿はシンプルですが、レストランでは食べれないアットホームな家庭料理を楽しめます。ほとんどのホームステイ先では自家菜園の野菜を使用される事が多い。


ホームステイ先では、日本人には馴染みの無い果物も。

これ、なんとトマト!そして、味はすごく甘くて、サクランボみたい。トマトの種は普通白いですが、このトマトの種は真っ黒!いや、これを食べた後日本のスーパーで販売されている「フルーツトマト」はフルーツとは言えない!これもホームステイ先のガーデンから採れたものだとの事。
朝食は、何気に美味しかったジャガイモとカテージチーズが入ったカレー。標高が高く一年を通して涼しいので、体が温まります。

そして、チベット文化圏の飲み物では欠かせないバター茶。紅茶に、バターが入って塩分が効いています。クセがあるので、好みが分かれるかもしれないけど、これも大分体が温まります。

そしてシッキムやダージリンは亜熱帯地域に位置するので、標高が低い場所ではたっぷり甘みを含めた果物が育ちます。

もちろん、すべてオーガニック。気のせいかもしれませんが、エコな場所は心が癒されます。
ダージリンの庶民飯は焼きそばと蒸し餃子
ダージリンでは、庶民の食べ物と言えばチョーミンと呼ばれる焼きそばと、モモと呼ばれる、蒸し餃子。寒い時期には、モモを頼むと、味の無いスープ(白湯みたいですが)も一緒に提供されます。焼きそばは中国風の醤油の味で、時々唐辛子と酢が混ざったグリーンソースをお好みで掛けます(激辛です)。モモは中身はキャベツ、鶏肉、もしくは豚肉である事が多い。ダージリンは、インドで数少ない、豚肉がよく食べられている地域です。モモはショウガとニンニクが効いていて、日本の餃子と比べると少し皮が厚いぐらいで殆ど日本のものと大差が無い。

チベット系のレストランや食堂に入ると、トゥクパと呼ばれるラーメンも。汁麺に慣れた日本人にはとても口に合うメニューです。
地酒のトゥンバ
ネパール発祥のトゥンバは現地で一番飲まれている酒。雑穀から造られ、伝統的な筒の中で発酵させ、竹のストローで飲むというエコな容器。味は濁酒です。そして、これは温かくして飲むもの。

シッキムとダージリンは標高の高い場所が多いので、すぐに酔っぱらいます。飲みすぎると高山病の症状が現れやすくなるので、ほどほどにしましょう!
ホームステイをするなら是非シッキムへ!どの様な旅程コースになるか、弊社参考リンクはこちら>